図書館員が選ぶ、
こどもに読ませたい、
読んで欲しい本。
稲沢市立中央図書館チーフ
堀田真司

ころりん・ぱ
ひらぎみつえ
ほるぷ出版 935円(税込)
おもちゃと絵本の間くらいの感覚で遊べる、指で輪っかを動かすしかけ絵本。ぐるぐる・かくかく色々な動きに合わせてコロコロ動くのが楽しいです。しかけ絵本は破損しやすいのですが、この本は比較的丈夫で、我が家では食べられても使命を全うしています。

はじめてのどうぶつえほん
てづかあけみ 絵/新宅広二 文・監修
パイ インターナショナル 1,980円(税込)
子どもの「どうして?」に答えてくれる絵本です。大人が読んでも新しい発見があるので、子どもと一緒に「知りたい」という気持ちを育てられます。他にも「ほしぞら」「てんき」「あいうえお」など、たくさんのシリーズがあります。
北九州市立八幡図書館 八幡南分館
岡田優子

ねばらねばなっとう
林木林 作/たかおゆうこ 絵
ひかりのくに 1,045円(税込)
童謡「静かな湖畔」のリズムで読んで歌えるユーモア絵本。なっとうなっとう♪のリズムにあわせてなっとうたちが運動会。楽しい替え歌なので、子どもがすぐに覚えて、歌いだします。いつでもどこでも頭の中でページをめくって楽しめる一冊です。

きょうのおやつは
わたなべ ちなつ 作
福音館書店 1,650円(税込)
本を開くと片方のページがキラキラした鏡のようになっています。90度に開くと反対側のページの絵が映り込み…あら不思議!立体的に見えるではありませんか!開く角度にコツがいるので、本は机に置いて見るのがおすすめです!
三沢市立図書館 チーフ
高屋早紀子

ここは
最果タヒ 文/及川賢治 絵
河出書房新社 1,430円(税込)
お母さんの膝に座る「ぼく」。ここは、膝の上でもあり、宇宙の真ん中でもあり、お母さんの心臓の真ん中でもあるのです。物事の捉え方は一つではなく、視点を変えることで新たな気づきや発見がある、そんな〈視点を変える楽しさ〉を教えてくれる絵本です。

くだもの
平山和子 作
福音館書店 990円(税込)
美味しそうな果物が次から次へと登場します。うちの食いしん坊な子どもたちは、「さあ どうぞ」の声とともに一斉に掴んで口に運びます。モグモグと口を動かしながら、皆で「美味しいね~」と笑い合う、家族のコミュニケーションにも一役買ってくれる本です。