陶芸家

岡崎裕子

おかざき ゆうこ

岡崎裕子

1976年東京都生まれ。イッセイミヤケ広報部勤務後、茨城県笠間市の陶芸家のもとに弟子入り。笠間市窯業指導所(現:県立笠間陶芸大学校)釉薬科修了。2007年神奈川県横須賀市にて独立。

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長女は中学生、次女も高学年になってしまいました。愛おしさは変わらず、成長は喜ばしいのに「なってしまった」というのは、読み聞かせをすることがなくなったから。至福の時間だった日々を思い出し、しみじみと選んだ4冊をご紹介します。

ぶたのたね

ぶたのたね

佐々木マキ 作
絵本館  1,430 円(税込)

豚を食べてみたい狼が、豚のなる木を育てるのですが、結局ずっと食べられないというお話。絵もストーリーもなんとも言えない不思議な世界観が漂っていて、寝しなの読み聞かせで何度もリクエストされて読んできた一冊。次女が選んで購入したお気に入りの絵本です。

こんとあき

こんとあき

林明子 作
福音館書店 1,430 円(税込)

名作として有名なこの一冊は、親戚から長女の出産祝いにいただいて知りました。3 歳になり初めて読み聞かせた時に私が泣いてしまって、長女も大泣き。それから何度もリクエストされて、2 人でハラハラしたり、感動しながら100回以上読み聞かせた思い出の本。

オニじゃないよ おにぎりだよ

オニじゃないよ おにぎりだよ

シゲタサヤカ 作
えほんの杜  1,628 円(税込)

陶芸家の先輩から長女の出産祝いにいただいた絵本。オニと人間の不思議な交流を描いたお話と独特の絵が魅力的で、こちらも何度もリクエストされて読み聞かせてきました。子どもって、身近に感じられるのだけど、ちょっと不思議な展開のストーリーが大好きですよね。

魚がすいすい

魚がすいすい

ツペラ ツペラ(tupera tupera)
ブロンズ新社  1,870 円(税込)

絵とストーリーがなんとも不思議な本。繰り返される擬態語と海の様子がコラージュで描かれていて、ユニークで引き込まれる一冊。蛇腹式で展開されるので、最後に全部を開くと圧巻です。まだ言葉がたどたどしい頃に、擬態語をいっしょに声を合わせて読んだ一冊。

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