ウェルカムグループ代表
横川正紀
よこかわ まさき

2000年(株)ウェルカム設立、DEAN & DELUCAや CIBONEなど食とデザインの 2 軸で良質なライフスタイルを提案する事業を多数展開。その経験から街づくりや地域活性のコミュニティづくりを行う。武蔵野美術大学特別講師。
子供の頃に読んだ絵本を今になってふと思い出し「あれってこういうことだったのかぁ」と考えることがあります。たくさん読んだ本の中から印象に残る一冊が何になるのか、そんなこれからを想像するのも楽しいことです。

森の絵本
長田弘 文/荒井良二 絵
講談社 1,540 円(税込)
だいじなものは、何ですか ? これは大人でもすぐに答えられなかったりするけれど、心の声に耳を傾けてみるととても素敵な時間が過ごせます。目に見えるものも見えないものも、自分たちを取り囲むいろいろなものにじっくり向き合ってみてください。荒井良二さんの絵にも癒やされますよ。

みみをすます
谷川俊太郎 詩/柳生弦一郎 絵・装本
福音館書店 1,760 円(税込)
谷川俊太郎さんが紡ぐ言葉の響きやリズムがとても心地よく、タイトルにある通り、みみをすまして聞きたくなる一冊。次々追いかけてくる言葉の連なりに想像と会話が膨らみます。小さな子にはちょっと難しいかもしれませんが、表紙や挿絵、装丁も素敵なので目でも楽しめます。

おおきなかぶ
A・トルストイ 再話/内田莉莎子 訳/佐藤忠良 画
福音館書店 1,320 円(税込)
幼い頃から好きだった、今もたくさんの人たちに愛されている一冊。 “大変なこともみんなで力を合わせたら成し遂げられる”ページをめくりながら分かりやすく伝えることができます。これは大人にとっても大切なこと。子どもと一緒に学びましょう。

すてきな三にんぐみ
トミー・アンゲラー 作/今江祥智 訳
偕成社 1,320 円(税込)
宝あつめに夢中な黒づくめのどろぼう三にんぐみが、最終的に集めたものが・・・。最初は怖かった三にんを読み終わる頃には大好きになる。この本を通して心の移り変わりが体験できます。独特なタッチの絵にも子どもたちは惹きつけられるでしょう。