薬膳インストラクター
齋藤 紫
さいとう ゆかり

野菜ソムリエ、JTS テーブルコーディネーター、ローフードマイスターなど様々な資格を取得。食と空間を通じた、整いながら豊かなライフスタイルを提案。人気インフルエンサーとしても活躍。一男二女の母。
子どもたちのお気に入りだった絵本を見るたび、寝顔が今も浮かびあがります。眠る前、読み聞かせしていたあの時間は、パパやママにもたくさんのギフトを与えてくれた時間だったのだと、今さらながらに気付くのです。ぜひ、たくさんの絵本で思い出を刻んでくださいね。

はたけの絵本
いわむらかずお 著
創元社 1,540 円(税込)
畑に育つ12の野菜と動物たちが織り成す、すてきな絵本。畑に育つ野菜と生きものたちの交流が楽しく描かれ、生命の循環という視点からも大変興味深く、絵本のQRコードから朗読が聞けるのもとても新鮮。

さむがりやのサンタ
レイモンド・ブリッグズ 作・絵/すがはらひろくに 訳
福音館書店 1,320 円(税込)
母が私に与えてくれた絵本の 1 つ。人間味あふれるサンタクロースを描いていて、クリスマスの季節だけでなく、真夏のサンタクロースの過ごし方やビールを一杯飲んでごちそうを楽しむ様子にほっこり。皮肉屋だけど実は優しく、読み終わったあと、心まで温かくなる絵本です。

きみのことが だいすき
いぬいさえこ 作・絵
PIE International 1,320 円(税込)
森の小さくてふわふわの動物がたくさん登場し、どのページにも相手を思いやる言葉で満たされ、深い愛を感じられる絵本です。子どもたちが幼い頃、これを読んであげた後の寝顔がとてもいとおしく、仕事や家族のために頑張る自分も癒やしてもらえました。優しい色調と可愛らしい挿絵もお薦めです。

14 ひきのあさごはん
いわむらかずお 作
童心社 1,430 円(税込)
『14 ひきのシリーズ』の中で一番好きなのがこの作品。母が与えてくれた本で、子どもたちにも読んであげたくて実家から我が家へ持ち込みました。一人一人に個 性があり、家族で力を合わせて作る朝ご飯は本当に美味しそう。文字が少なくて絵がとても繊細。読めば読むほど、絵本の世界観に引き込まれます。