フジッコ株式会社 代表取締役社長
福井 正一
ふくい まさかず
神戸市出身。東北大学大学院農学研究科修士課程修了。2004年フジッコ（株）代表取締役社長に就任。昆布と豆のトップメーカーとして食育活動をはじめ、毎日の食事に豆をプラス「Everyday Beans!」活動を推し進める。
娘の好きな絵本を何回繰り返し読んだだろう。娘が成人式を迎える頃、絵本は彼女にとってどんな存在になるのだろう。小さい頃に好きだった絵本について、来年成人式を迎える姪とその同級生に聞いてみて、改めて絵本の魅力を知りました。
わすれられない おくりもの
スーザン・バーレイ 作・絵／小川仁央 訳
評論社 1,320円（税込）
私の姪の学友でバイオリニストでもあるさやちゃんの心に残る一冊です。周囲から慕われていたアナグマが、年をとって死んでしまうことから始まる物語。小さいながらも、死というもの、死の受け止め方を知った絵本として記憶に残っているそうです。
チムとゆうかんなせんちょうさん
エドワード・アーディゾーニ 作／せたていじ 訳
福音館書店 1,430円（税込）
私の姪の舞ちゃんの心に残る一冊。小さい頃、怖いもの知らずの自分と冒険好きのチムを重ね合わせ物語を楽しんでいたそうです。最近は一歩を踏み出す勇気が昔より必要だと感じ、絵本を読み返して昔の冒険心や挑戦する心、ひたむきさを忘れたくないと感じたそうです。
おまえうまそうだな さよならウマソウ
宮西達也 作・絵
ポプラ社 1,540円（税込）
私の姪と同じ学部で学ぶ赤池くんが薦めるティラノザウルスシリーズの一冊。小さい頃は絵本の言葉を素直に受け止めていたそうです。しかし、大人になり絵本の中に描かれる理想を貫く難しさを知り、絵本に綴られる言葉の重みを理解するようになったそうです。
こんとあき
林明子 作
福音館書店 1,430円（税込）
私の姪と同じ大学の寮に暮らすさくらちゃんお薦めの一冊。主人公のあきと同じ年齢の頃に読み、こんとの絆に感動してこの絵本が大好きになったそうです。大学入学のため上京した時、実家から大好きなぬいぐるみを連れてきたのもこの一冊が影響しているそうです。
