フジッコ株式会社 代表取締役社長

福井正一

ふくい まさかず

福井正一

神戸市出身。東北大学大学院農学研究科博士課程修了。“おいしさ、けんこう、つぎつぎ、わくわく。”を合言葉に、昆布と豆の食育活動と需要創造、また現在ではカスピ海乳酸菌の可能性を広げる研究&商品開発に取り組んでいる。

Message from Selector

この春、娘が小学校を卒業しました。コロナ禍で始まった小学校生活の中、思うように友だちと過ごせない時期も、本を読み、紹介し合うことで心を通わせていました。本は家族や友だちとの絆を育む大切な存在だと実感しています。

あいたくて あいたくて

あいたくて あいたくて

みやにしたつや 著
女子パウロ会 1,320円(税込)

娘の幼稚園時代からの親友が、小学校卒業の節目に「後輩たちに届けたい」と教えてくれた一冊です。ありのままを受け入れてくれる友情の尊さと、友を失う悲しさに何度読んでも涙がこぼれるそうです。離れても手紙を送り合う二人から、友を思う心まで託されたように感じています。

きよしこ

きよしこ

重松清 著
新潮文庫 693円(税込)

娘の親友が勧めてくれた一冊。吃音に悩む少年が、見えない友だち「きよしこ」に支えられながら少しずつ成長していく物語です。幼い頃をともに過ごし今も変わらず心を通わせる友だちが、つまずきも力に変えられると、静かな励ましの力を宿した作品を選んでくれました。

魔女だったかもしれないわたし

魔女だったかもしれないわたし

エル・マクニコル 著/櫛田理絵 訳
PHP研究所 1,540円(税込)

娘が勧めてくれた一冊です。スコットランドの小さな村で暮らす自閉の少女が、昔「人とちがう」だけで魔女として排除された歴史をたどり、自分らしく生きることの尊さに向き合う物語です。多様であることの価値と尊さをまっすぐ受け止める娘の感性に、その心の成長を感じました。

涙の箱

涙の箱

ハン・ガン 作/きむふな 訳
評論社 1,650円(税込)

娘が「表紙の美しさ、ことばの響きが好き」と手渡してくれた一冊です。さまざまな涙を集める男と「純粋な涙」を探す子どもが描かれる不思議な物語です。「読み進めると純粋な気持ちになる」という娘の言葉に、子どもの感受性の豊かさと心の澄んだ強さを教えられました。

CLOSE