菊正宗酒造株式会社 代表取締役社長
嘉納 治郎右衛門
かのう じろうえもん
神戸市出身。2017年に代表取締役社長に就任。伝統を引き継ぐ思いを体現するべく、途絶えていた代々の名跡「第十二代 治郎右衞門」を襲名。創業360周年を機に「灘から世界へ」を掲げ、新たなモノづくりへの挑戦、世界に日本の伝統文化を発信している。
娘は気候の良い時期は野山や川で自然と戯れ、合間を見つけては本を読んだり絵を描いたり、工作にいそしんでいます。自然に触れ、自分で考え、時には自分の世界に入り込んで。将来振り返ったとき、今の経験が何かのきっかけになればいいねと話しています。
小公女セーラ
フランシス・Ｈ・バーネット 作／ 岡田好惠 編・訳
横山洋子 監修 Gakken 968 円（税込）
娘は「セーラはすごいんだよ」と目をキラキラさせて話してくれます。セーラは「私は王女ではないけど、王女ならどうするか考えることはとても楽しく大切だと思う」と話しています。王女の心を見習い、常に謙虚で優しいセーラに尊敬と憧れを抱いているようです。パパが大好きなセーラに私も感情移入して目頭が熱くなります。
てんじんさま
森弘子 文／西島伊三雄 絵／太宰府天満宮・西高辻信宏 監修
銀の鈴社 1,650円（税込）
娘が歴史を大好きになったきっかけの一冊。本に出てくる「東風吹かば 匂ひおこせよ 梅の花 あるじなしとて 春な忘れそ」という菅原道真公が詠んだ和歌は、娘の百人一首への興味の入り口になったようです。また、当地太宰府天満宮において神様という存在を感じ、善い行いの大切さも学びました。
いなばのしろうさぎ『まんが古事記』第3 巻
伊沢やすと 画／神社本庁 監修
全国神社保育団体連合会 200 円（税込）
幼稚園のときにプレゼントしていただいた本。娘はこの本で初めて神話という世界に触れました。嘘をついたり悪いことをしたりすれば自分に返ってくることを学びました。大人もハッとさせられます。最近、学校の読書会で出てきたようで、小さい頃に読んで知っているということを、とてもうれしそうに話していました。
ハーブ魔女とふしぎなかぎ 魔法の庭ものがたり22
あんびるやすこ 作・絵 ポプラ社 1,320 円（税込）
絵本から文字の多い本に移行する際、最初にはまったのが「あんびる先生」のシリーズ。なかでも大好きな一冊。娘は「ジャレットみたいに人に寄り添ってハーブを処方したい」と。早速一緒にオリジナルアロマスプレーを作り、日々いい香りに癒やされています。昨年2人で「あんびるやすこ展」に行ったことも良い思い出です。