パティシエ

小山 進

こやま すすむ

小山 進

1964年京都生まれ。2003年、自然豊かな兵庫県三田市に「パティシエ エス コヤマ」を開業。フランスの権威あるコンクールで8年連続最高位獲得。その他国内外のコンクールで多数の受賞歴を持つ。

Message from Selector

大人が出逢った素敵な場面や出来事、時には失敗談を子どもたちに話してあげる。そこに込めたメッセージにフィットする絵本と出会ったら、それは子どもたちに正しくメッセージを伝えるチャンスです。絵本にはそんな力が宿っています。

おかあさんはね

おかあさんはね

エイミー・クラウス・ローゼンタール 文/ム・リヒテンヘルド 絵 高橋久美子訳
マイクロマガジン社 1,650円(税込)

子どもの頃、自分の名前の意味を母親に尋ねた事があった。父が「俺が決めたんや」と得意げに言ってくれた。母は「違うで!私や!」と笑っていた。自分の名前は凄く気に入ってる。その理由は両親が一生懸命考えて決めてくれたからだと思う。この絵本を読んで僕はこの事を思い出した。両親に感謝しかない。

ことばのかたち

ことばのかたち

おーなり由子
講談社 1,320円(税込)

この絵本は人に発する言葉にカタチがあったらもっと自分で事前に気づける事が増えて温かく優しい人になれるのに。という道徳的な読み方も出来るが、僕はクリエイティブの教科書の様に読み進めていた。子どもの頃にこの1冊に出会えたら世の中をもっと楽しく見れる、世界中の日常の中にある物創りの沢山のヒントに気付くに違いない。

ほんとのことをいってもいいの?

ほんとのことをいってもいいの?

パトリシア・C・マキサック 文/ジゼル・ポター 絵/福本由紀子 訳
BL出版 1,430円(税込)

人は本当の事を言って人を傷つけたり、喧嘩をしたりしてその時嫌な気持ちになった経験から「空気を読む」という事を覚えていく。世の中は全てチームプレイだと思う。思いやりや愛情を持って人と関わっていこう。そんな大切なメッセージがこの絵本には詰まっている。

教室はまちがうところだ

教室はまちがうところだ

蒔田晋治 作/長谷川知子 絵
子どもの未来社 1,650円(税込)

僕がお菓子づくりを始めてから今まで失敗から学んだ事の方が圧倒的に多い。だから僕は失敗には肯定的だ。間違っても良い。そう繰り返していると間違いを認める勇気も育って来る。こんな事を教えてくれる先生が世界中におられたらもっともっと世の中は良くなるに違いない。この詩を読んでまだまだ可能性はあるなと嬉しい気持ちになった。

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