医師・保育士
工藤 紀子
くどう のりこ
小児科医・保育士・二児の母。栄養と子どもの発達の研究で博士号取得。著書『小児科医のママが教える 離乳食は作らなくてもいいんです。』(時事通信出版局)、『小児科医のママが教える 大切なウンチの話』(学事出版)など。「楽に楽しく安全に」な育児を広めることに尽力。
子どものもつ力を心から信じて「あなたは大丈夫」、「あなたの素晴らしいところはここ」とポジティブな声がけをするのが私たち大人の役目かな。二人三脚ではなく、最高の応援団でいられますように。ほら、きっと魔法もつかえる!?
いやいやえん
中川李枝子 作/大村百合子 絵
福音館書店 1,430円(税込)
興味満載で自分の思いを通したい主人公しげるのお話が7つ。もう半世紀以上も前の本ですが、今読んでもうなずける内容がたくさんあるはず。現実と空想が混じった子どもの世界をあたたかく描いています。この本の中の誰かが「そらいろのたね」という絵本にも出てくるので一緒に是非!
ころべばいいのに
ヨシタケシンスケ
ブロンズ新社 1,540円(税込)
「あの人キライ」って気持ちは誰にでも生まれるものだけど、それを明らかに伝えると人間関係は難しくなる。じゃあどうする? どうやってその「キライ」と戦い、向き合い、気持ちを切り替えていく? を面白おかしく教えてくれる、大人も子どもも心の拠り所になる素敵な一冊です。
生きる
谷川俊太郎 詩/岡本よしろう 絵
福音館書店 1,430円(税込)
谷川俊太郎さんの傑作のひとつ「生きる」の詩が絵本に。「生きているということ いま生きているということ」。言葉が音符のように紡がれ、それがまるで音楽のようにしみじみと深く心にしみわたるのを感じられる本。読み終わったとき、きっとあなたも子どもを抱きしめたくなるはず。
はろるどとむらさきのくれよん
クロケットジョンソン 作/岸田衿子 訳
文化出版局 1,045円(税込)
私がだーいすきだった、静かにワクワクできる絵本。使われている色はむらさきだけなのに、読み進めていくと色鮮やかな想像の世界に変化していきます。小さなはろるどの、ちょっとした機転を効かせているところもポイント。寝る前に読み聞かせてあげるときっと誰もが夢の中で……!