医師（内科・皮膚科）
友利 新
ともり あらた
3 児の母。医師という立場から美容と健康を医療として追求し、美しく生きるための啓発活動を雑誌・TV・SNSで展開中。美と健康に関する著書も多数。第9 回ベストマザー賞受賞。子育て応援・ママ応援大使。第36 回準ミス日本。
絵本を通じたコミュニケーションは、親子関係を濃密にするのにとても大切。私も母に読んでもらった絵本の内容は覚えていて、私の人生に影響を与えていると感じます。毎日5 分でも家族で本を読む習慣を取り入れてみてください。
せかいでさいしょに ズボンをはいた 女の子
キース・ネグレー 作／石井睦美 訳
光村教育図書 1,650 円（税込）
何事も最初に行動を起こすことは反発が大きく勇気がいる。周りに流されて諦めるのではなく自分の思いを貫く姿勢は素晴らしく、「男の子の服を着ているんじゃないわ。わたしはわたしの服を着ているの」という言葉は、子どもだけでなく大人にも響く言葉だと思います。
ママはかいぞく
カリーヌ・シュリュグ 文／レミ・サイヤール 絵
やまもとともこ 訳
光文社 1,650 円（税込）
母親の闘病という暗く重くなりがちな内容を、ママ海賊が冒険をしていくというストーリーに置き換えており、強くて勇敢なママの戦いを通して家族の大切さを教えてくれます。頭に巻いたバンダナの意味を知ると、せつなくも母親の強さを感じ胸が熱くなります。
アントンせんせい
西村敏雄 作
講談社 1,320 円
ほっこりとしたイラストのアントン先生と動物たちのやりとりに、読み終わったあとは幸せな気持ちになります。誰かの力になるだけでなく、それが自分の助けにもなっていく、幸せの循環を感じる一冊です。
おでかけのまえに
筒井頼子 作／林明子 絵
福音館書店 990 円（税込）
子どもを持つ親なら一度は経験するであろう日常の一コマを子ども目線で描いてあり、現実だと小言を言ってしまいそうな場面を、クスッと笑いながらあたたかい気持ちで見ることができます。